2012年02月22日

断片

 わたしはあのフランチェスカというメイドがだいっきらいだった。お父様に色目を使う。
 もういないお母様の代わりにでもなろうというつもりなのか。
 ただ、時々口ずさんでいた歌だけは好きだった
「あんたのそのいつも歌っている歌は何?」と聞くと、そのうまくまわらない口で
「……D.839」
とだけ必死に答えていたのを覚えている。
posted by tricross at 23:41| Comment(0) | 悪夢は | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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