2011年08月01日

GOOD LUCK, YUKIKAZE

 一週間ほど前に『GOOD LUCK, YUKIKAZE』
(『グッドラック 戦闘妖精・雪風』の英訳)を
買い所々拾い読みしているのですが、英訳の
苦労が伝わって来ます。
 大尉のLt.がCapt.に変更されていたり、さすがに
まずかったのか、プロファクティングするための
コンピューター、MacProが、T-FACProに変更されたり
しています。

 今回よかったのは、前作『YUKIKAZE』の時には
訳されていなかった、目次前のエピグラフが
きちんと訳されていることです。『戦闘妖精・雪風』の
エピグラフは

 妖精を見るには
 妖精の目がいる

でした。日本語の韻を踏み、なおかつ的確に本の内容を
表していたので大好きな句です。俺はこれを、JAMという
機械めいた敵と戦うには、人間でなく、雪風のような
戦闘機械が必要である、と解釈しました。
これが『YUKIKAZE』でどう訳されるのか楽しみだったのですが、
省略されていて残念でした。
 『グッドラック』のエピグラフは

 我は我である

 で、これは解釈にこまるというか、字義通りに
受けとめれば『グッドラック』のテーマはJAMの
分からなさにあるとなってしまいますが、本書のテーマは
覚醒した零が、自分自身を確かめながら戦うという
ようなものなので、本の中で一番印象的な一文を抜き出した、
と思ったほうがよさそうです。
 で、この英訳ですが、

"I am that I am."

です。なるほど、と思いました。こう訳すのか、と。
高校英語的に言えば、
「私は、私がそうであるところのものである」
となるのでしょうか。ともかくこれはいい。

 ところで、単なる予想ですが、
『アンブロークン アロー』は
英訳はされないんじゃないでしょうか。
あまり一般受けする内容じゃないですし。
でも零と雪風の関係を論ずる上では重要な一冊です。
ぜひともこれも英訳で読みたいところ。
ちなみにエピグラフは

 すべては変わりゆく
 だが恐れるな、友よ
 何も失われていない

です。零と雪風の関係、零とその周りの人々との
関係、零の世界を見るその見方は、本作では
前二作とはかなり変化します。零は雪風の感覚を
体験し、それに恐れおののく場面さえ出てきます。
 しかし、雪風は語りかけるのです。雪風は零の
単なる乗機でもなければ、恋人でもない、
戦闘継続のためのパートナーであり、何も心配するな、と。

 もちろん英訳されたら買いますよん。
posted by tricross at 22:15| Comment(0) | 戦闘妖精雪風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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